本ページはプロモーションを含みます
  1. TOP
  2. ビジネス英語
  3. as soon as possibleの意味と使い方!略語は失礼なので丁寧な言い換え例文も覚えておこう

as soon as possibleの意味と使い方!略語は失礼なので丁寧な言い換え例文も覚えておこう

今回はas soon as possibleの使い方について学んでいきましょう。

 

日常会話でも使いますし、ビジネスシーンでも目にする表現です。

ただし、場合によっては失礼にあたる可能性もありますので注意が必要です。

 

例文と共に、その使い方や、丁寧に言い換えたフレーズをご紹介します。

 

 

as soon as possibleの意味と使い方(例文)

意味

まず、基本的な英語の構文として、”as ~ as possible”を押さえておきましょう。

意味は、「できるだけ ~」です。

 

“as soon as possible”で、「できるだけ早く」「早急に」「大至急」という意味ですね。

 

他にも”as ~ as possible”の構文は、

  • “as much as possible”=できるだけ多く(可能な限り多く)
  • “as far as possible”=できるだけ遠く(可能な限り遠く)
  • “as hard as possible”=できるだけ一生懸命に

など色んな使い方ができます。

 

 

“as soon as possible”の話に戻って、その使い方を見ていきましょう。

使い方(例文)

“as soon as possible”を使う場面は大きく分けて2つあります。

 

1つ目は、誰かに何かを頼むときに「至急対応してください」というシーンです。

例えば、

・Please return my call as soon as possible.

(至急、折り返し電話してください。)

・Please reply to me as soon as possible.

(至急、私に返信をください。)

・Please send me e-mail as soon as possible.

(至急、メールをください。)

 

仕事上のメールや会議で、相手に何かを急いで頼むときに使われることが多いですね。

もちろん、家族や友人に何かをお願いするときにも使えます。

 

“as soon as possible”を使う2つ目シーンは、「自分が急いで何かを行うとき」です。

例えば、

・I will get this work done as soon as possible.

(できるだけ早く,この仕事を終わらせます。)

・I want to meet you as soon as possible.

(できるだけ早く、あなたに会いたいです。)

・I want to go home as soon as possible.

(できるだけ早く、家に帰りたいです。)

 

“as soon as possible”の文中での位置

基本的には、上に紹介した例文のように、文末(語尾)に”as soon as possible”を置きます。

 

また、場合によっては、単独で間投詞的に使う場合もあります。

“as soon as possible!” (できるだけ早くね!)

特に会話の場面では、単独で使うことがありますね。

洋画や海外ドラマでは、ときおり耳にしたことがあります。

 

“as soon as possible”の略語

“as soon as possible”は、よく使われる言葉なので、略語が存在します。

各単語の頭文字を取って「ASAP」と略されます。

 

メールなどでは、表記の仕方が複数あり、

  • 大文字で、ASAP
  • 小文字で、asap
  • ピリオドでつないで、A.S.A.P (a.s.a.p)

など、どれも意味は同じです。

 

読み方は、

  • エーエスエーピー
  • アサップ
  • エイサップ

のいずれかですね。

 

ちなみに、私の場合、日本人の上司から「アサップでお願い」とカタカナでメールが送られてきたことがあります。

 

ビジネスで使うと失礼な場面も

“as soon as possible”はよく使われる言葉ではありますが、ビジネスシーンでは失礼にあたることがあるので、注意が必要なフレーズでもあります。

 

失礼になる理由は2つあります。

失礼な理由1

まず1つ目の理由は「偉そうに聞こえる」ということです。

“as soon as possible”は少し強めのニュアンスになるため、上から目線で頭ごなしに「早くやれ!」と言われた気分になってしまう可能性があります。

 

社外の相手や上司に使うのは止めておくのが無難ですね。

メールで、as soon as possibleと省略せずに書いた場合はまだマシかもしれませんが、間違ってもASAPと略語で書かない方が良いでしょう。

 

なお、「(私が)大至急対応します」という意味で、自分自身の行為に対して”as soon as possible”を使うことは問題ないと考えられます。

 

失礼な理由2

2つ目の理由は「期限が無い」ということです。

 

英語に関係なく、ビジネスシーンでは期限を切るのが鉄則です。

そんなときに、ただ「出来るだけ早くして!」と言われても、言われた方も困ってしまいます。

「いつまでにやればいいのですか?」と聞き返さないといけなくなってしまい、相手に余計な手間を取らせることに繋がりますよね。

 

この意味では、社内社外、上司部下に関係なく、仕事上で使う時には注意が必要です。

人によっては、ASAPと言われても、期限が無ければいつまでも対応せず、トラブルにつながる可能性もあることを覚えておきましょう。

 

 

丁寧な言い換え表現

“as soon as possible”の言い換えとしては、“at your earliest convenience.”という表現があります。

この表現は、ビジネスシーンで顧客などにも使われるかなり丁寧な表現です。

意味は「あなたにとって出来るだけ早く)」となり、「御都合の良いときに」「お時間のある時に」というニュアンスが少し含まれます。

 

・Please reply to me as soon as possible.

を書き換えると、

・Please reply to me at your earliest convenience.

となります。

 

「早い方が良い」という意味では、”the sooner, the better”というフレーズもありますが、”at your earliest convenience”を使えば良いでしょう。

 

また、as soon as possibleを直接書き換える表現ではありませんが、可能であれば期限を指定するのがベストです。

期限を決めるには、byやbeforeを使います。

 

・Please give us your answer by Friday.

(金曜日までに回答をお願いします。)

・Please reply to me before 4:00 pm.

(4時までに返信をください。)

 

また、「遅くとも~までに」という表現も覚えておきましょう。

“at latest”を使えばOKです。

 

…Please give us your answer by Friday at latest.

(遅くとも金曜日までに回答をお願いします。)

 

 

ビジネスシーンでは丁寧なメールを心掛けよう

“as soon as possible”がビジネスメールでは失礼にあたるので、避けた方が良いことをお話ししました。

その上で、何かを頼むときには、さらに丁寧な言い回しを使えると仕事も円滑にすすみます。

 

覚えておきたい表現としては、

・I would appreciate it if you could ~

(~していただけると幸いです(大変助かります))

・I would be deeply grateful if you could ~

(~していただけると幸いです(大変助かります))

・I apologize for rushing you, but ~

(お急がせして申し訳ありませんが、~)

・Sorry to trouble you, but ~

(お手数をおかけしますが、~)

などがあります。

 

それぞれ例文を上げておくと、

・I would appreciate it if you could call me at your earliest convinience.

(できるだけ早く電話をいただけましたら大変助かります。)

・I would be deeply grateful if you could reply by tomorrow.

(明日までに返事をいただけましたら幸いに存じます。)

・I apologize for rushing you, but could you give me instructions?

(お急がせして申し訳ありませんが、ご指示をいただけませんでしょうか?)

・Sorry to trouble you, but could you answer my question?

(お手数をおかけしますが、質問に答えて頂けませんでしょうか?)

 

Pleaseにも注意して

何かをお願いするときには、命令形の文頭に”please”を置くと中学校で習いましたよね。

でも、このpleaseも失礼になることがあるので注意が必要です。

 

“please”を付ければ、命令形が「~して下さい」という丁寧な表現になると思って、”please ~”が使われることがよくあります。

ですが、ネイティブが聞くと、ぶしつけな印象になってしまうケースがあるようです。

 

例えば

・Please answer my question.(質問に答えて下さい)

というと、少し上から目線な感じがしますよね。

 

より丁寧にするならば、代わりに”could you?”や”would you?”を使うようにしましょう。

・Could you snswer my question ? (質問に答えていただけますか?)

 

まとめ

・”as soon as possible”=「できるだけ早く」の意味。

・ビジネスシーンで相手に何かを頼むときにASAPを使うと失礼にあたる可能性がある。

・丁寧に言い換えるなら”at your earliest convinience”を使う(より望ましくは、期限を指定すること)。

 

以上、ご参考になりましたら幸いです。

 

\ SNSでシェアしよう! /

English Travelの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

English Travelの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

関連記事

  • apart fromの意味・使い方!except for、aside fromとの違い・比較も押さえる 【例文】

  • 【海外出張むけ英語フレーズ】英語ができない人でも挨拶や困った時に使える表現を紹介!

  • all the timeの意味・使い方!alwaysやat all times等の違いもハッキリとさせよう!

  • be supposed toの使い方!be going to(will)、should、have toとの意味の違い

  • 【ビジネス英語の挨拶例文】初対面の自己紹介から別れ際、久しぶりの時まで

  • a number ofの意味がスッキリ分かる!使い方(複数形か単数形か)もバッチリに