TOEIC400点台におすすめの参考書と勉強方法はコレ!
満点が990点というtoeic試験においては、400点というとなんとなく点数がとても低いようなイメージがあります。
しかし、実際に受験してみると、なかなか点数に結びつかず、結果は400点以下だったということは決して少なくないのです。
そこで、この記事では、
- TOEIC400点を突破するための勉強のポイント
- TOEIC400点からさらにスコアアップするための勉強のポイント
- 400点レベルにお勧めの参考書・問題集
などについてご紹介していきます。
Contents
TOEIC400点以下の人のレベルと問題点
まず現状の英語レベルを把握しておきましょう。
これにより課題が明確になって勉強の指針が分かります。
TOEICスコアはA~Eのランクに分類されますが、TOEIC400点以下というのはDランク(220~470点)に相当します。
TOEICテストは990点満点で4択マークシート方式であることを考えると、適当にマークしても確率的に250点位は取れます。
そう考えると、残念ながら400点以下は、理解して解けた問題がかなり少ないという状態です。
シンプルなリーディングやリスニングは可能かもしれませんが、少し複雑になると理解が追い付かないのです。
TOEICでは、英語の初心者から上級者までが同じ問題を解くため、問題の難易度はどうしても高くなりがちです。
そのため、戦略を間違えると初心者は点数が伸びにくくなってしまいます。
400点以下の人は基礎的な英語知識が足りていない
400点以下の人は、基礎的な英語知識が断片的になっている傾向があります。
とくに中学英語レベルの知識が不十分と考えられますので、まずは基礎を見直す必要があります。
基礎をおろそかにして試験テクニックをいくら学んでも、土台が無い状態ですとスコアは伸びていきません。
毎日少しずつでも良いので、基礎英語を勉強する習慣をつけるよう頑張っていきましょう!
重点的に学んだ方が良いポイントや、おすすめの参考書を後述しますので、参考になさってください。
TOEIC400点台の英語レベル
400点を突破しても、多くの場合、上述のDランク(220~470点)に分類されてしまいます。
ただ、400点以上を取れるということは、全く歯が立たないという訳ではないでしょう。
英検の場合には、学校で習う範囲をしっかり理解していれば、ある程度の級を取得することは可能です。
ですが、toeicの場合には学校で習った範囲に加え、リスニング力など日本人が苦手とする分野についてもチェックされるため、実用的な英語力がない人だと点数を取ることが難しいのです。
toeic400点台はどんなレベルかというと、
- 学生の頃には英語が好きでそれなりに自信があったけれど、今はほとんど使っていないという人
- 大学生でもtoeicの試験対策を全くせずに受験したという人
は、400点台になりやすいと言われています。
実際に、中堅の国立大学が学生たちにtoeicを受験させたところ、平均スコアは400点台だったようですね。
400点台の人は基礎知識を完璧にしつつTOEIC対策を取り入れよう
400点台の人は、多少の知識はあるものの、基礎的な英語知識が未だ完璧でないと考えられます。
まずは、基本的な文法などの「抜け」を補って、基礎事項を完璧にすると良いでしょう。
その上で、さらにスコアを伸ばすためにはTOEICの出題形式・出題傾向に慣れる対策が必要になってきます。
400点突破ための勉強法
TOEIC対策には何よりも基本が大事ですので、400点以下の場合は「単語と文法の基礎固め」から始めましょう!
頻出英単語2000語を押さえる
400点以下の人は、とにかく語彙力が不足していることが多いです。
スコア400を突破するために必要な英単語数は、約2000語と言われていますので、まずはこれを覚えてしまいましょう。
ちなみに、中学校で習う英単語が約1200語、高校で習う英単語が約3000語といわれています。
必要な2000語の中には既に知っている単語も多いと思いますので、新たに覚えないといけない単語数は数百個、多くても千個くらいでしょう。
最初は大変かもしれませんが、踏ん張りどころです。
基礎レベルの文法項目をやり直す
頻出英単語を覚えながら、基礎的な文法項目も見直していきましょう。
全ての英文法を改めて復習しなくても良いと思いますが、少しでも不安な項目があったら必ず復習します。
人によっては「面倒くさい」と感じるかもしれませんが、現状のスコアが400点以下であれば、ここから始めるのが楽な方法です。
どれか1冊を最低3回くらいは読んで、基礎的な英文法を完璧にしてしまいましょう。
お勧めの参考書は、後述しています。
模試や公式問題集に手を出すのは後からでOK
TOEIC対策には、実際の試験形式に慣れるために模試などの演習が欠かせません。
ですが、400点以下の人はこれらは後回しにすることをおすすめします(試験までの勉強期間が確保できる場合)。
というのも、今のレベルでは、質的・量的に難しすぎ、消化しきれない可能性が高いです。
また、難しいと感じると、モチベーションも下がってしまう可能性もあります。
ですので、じっくり取り組めるなら、まずは基本的な単語と文法を身に着けることに注力してください。
(ただし試験前には、どんな問題が出るのかなど、TOEICに慣れておくことも忘れずに)
400点から上を目指す勉強法
400点以上を取れるなら、頻出英単語・基礎レベルの文法項目を見直して不足を補うことも大切ですが、その上で模試や公式問題集等を利用して、TOEIC形式の問題演習を数多くこなすようにしましょう。
TOEICは総合的な英語力をチェックする検定試験ですが、まったく試験対策をせずに受験すると、点数には結びつきません。
そのため、400点台から脱出したい人は、過去問に取り組むなどして、試験対策を念入りに行うことが大前提となります。
試験に慣れること
どんな参考書を使っているか、どんなふうに試験対策をしているかという点も大切ですが、大学生などが点数を伸ばしたい場合だと、試験対策をするだけで100~200点ぐらいスコアがアップすることは珍しくありません。
TOEICは問題数が多く、多くの人が時間切れになって点数を伸ばせません。
- どんな問題が何問あるか
- どれくらいのスピードで解き進めればいいのか
などを押さえて、試験の時間感覚を高めるだけで、結果が物凄く変わることがあります。
参考書・問題集を選ぶポイント
400点以下の人は、まずは頻出項目に絞った単語集・文法書を繰り返し復習すると良いでしょう。
いきなり分厚い網羅的な参考書を使うとモチベーションが保てないので、薄くて簡単なものを着実にこなすと良いですね。
400点以上取れるのであれば「英語が全く理解できなかった」という訳では無いと思います。
コツを掴めていなかったり、ポイントが外れているために、試験の大半が理解できなかったという場合が多いですので、自分の苦手な分野を分かりやすく理解できるようなものがおすすめです。
例えば、英文法の基礎があやふやで、点数を逃しているなら、英文法の基礎を見直します。
そうやって基礎固めをしつつ、公式問題集などで演習を積んでいきましょう。
では、目的別におすすめの参考書(問題集)をご紹介していきます。
文法のおすすめ参考書
英文法をひとつひとつわかりやすく
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本当の基礎レベルから高校までの英文法を分かりやすく説明してくれます。
1つの文法項目が見開きの2ページ(左ページにやさしい説明、右ページに復習問題)にまとめられているので、使いやすいです。
また、ゆっくりした発音のCDもあるので、いきなりナチュラルスピードに対応できない初心者がリスニングを練習するには丁度良いでしょう。
「ひとつひとつわかりやすく」は、シリーズ化されていて、苦手克服には定評のあるシリーズです。
他にも「TOEICテスト英文法をひとつひとつわかりやすく。」もおすすめの参考書ですので、チェックしてみて下さい。
1駅1題 新TOEIC TEST 文法特急
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リーディングセクションのPart5 (短文穴埋めの文法問題)用の問題集です。
初心者用に比較的難易度が低めの問題が多いので、ざっと基礎的な文法項目が分かった段階や、問題演習を通して文法を復習したい人は、是非取り入れると良いでしょう。
英単語のおすすめ参考書
世界一わかりやすい TOEICテストの英単語
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スタディサプリのCMで有名な関正生先生のTOEIC用単語帳です。
単語の1つずつに、語源の説明や挿絵が付いており、覚えやすい工夫がされています。
英語や暗記に苦手意識のある人が、英語に慣れるには丁度良い本です。
関先生の書籍や講義は「言葉の本質を解説するため覚える量が減る」と好評です。
⇒関正生先生(英語)の評判がすごい!TOEIC対策のおすすめ教材&本が大人気に
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
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ベストセラーの特急シリーズから「金のフレーズ」です。
コンパクトで持ち運びやすいのに、重要な点が詰め込まれている良書です。
頻出語がしっかり収録されているので、とりあえずやっておけば、確実に役立つと思います。
値段がリーズナブルなのも嬉しいところですね。
読解のおすすめ参考書
英文読解をひとつひとつわかりやすく
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おすすめの文法の参考書でもご紹介した「ひとつひとつわかりやすく」の読解編です。
超基本から高校レベルまでの読解について分かりやすく説明されており、文法と同様に見開き2ページで大切なポイントがまとめられています。
新TOEIC TEST 初心者特急 読解編
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TOEIテストのPart7(長文読解問題)の形式の問題集です。
本番よりも短い英文なので、これから長文の試験対策をするにはオススメです。
単語や文法の基礎固がある程度できてきたら、取り組んでみましょう。
リスニングのおすすめの参考書
TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 2 & 1 究極のゼミシリーズ
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リスニングについては、基礎固めの段階では、文法や単語の参考書に付属の音声を必ず聞くようにすればOKですが、さらに試験対策として苦手分野を克服するためには、究極のゼミがオススメです。
初心者にとって分かりにくいところが、しっかり書かれています。
ここではリスニング対策ということでパート1、2を紹介していますが、他のパートもシリーズで出ていますので不得意な点を補うのに役立ちますよ。
総合演習におすすめの参考書
TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 470点突破
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総合問題集となっており、リスニング・リーディングの各パート対策に丁度良いです。
比較的易しめなので、初期の試験対策に効果を発揮します。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集3
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TOEIC公式問題集です。
リーディング・リスニングともに、本番と同様の模試(2回分)が収録されています。
公式なので、リスニング音声や難易度も本番そのもの。
最初は難しく感じるかもしれませんが、初級者から上級者まで全てのレベルの受験者におすすめの問題集です。
TOEIC 必勝ダブル模試
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こちらもTOEIC形式の模試が2回分収録されています。
公式問題集よりも良い点は、解説が非常に詳しいことです。
また、模試形式の問題集の場合、ただ解いて終わりになってしまいがちですが、本書を読めば復習のやり方も分かります。
よく出る問題が多いと、とても高い評価を受けている本です。
TOEIC(R) L&Rテスト 超即効スコアUPテクニック114
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最後は趣向を変えてテクニック本です。
基本的には英語力を磨くことが大切で、TOEICテストに特化した細かいテクニックは些末なことです。
ですが、TOEICに攻略テクニックが存在し、スコアアップに効果があることも事実です。
この本には、答えが選べないときや、時間不足のときなどに正答率をアップさせるテクニックが沢山紹介されています。
とりあえず即効で少しでも点数を上げたい人には良いでしょう。
まとめ
400点に満たない方は、まずは文法・単語などの基礎を固めましょう。
その上でスコアを取るためには、TOEICの試験形式・出題傾向に沿った対策が必要になります。
紹介した書籍はいずれも良書なので、ご自身のレベルや目的に合わせて、是非手に取ってみて下さい。
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